2018/12/28

2018年リリース曲ベスト20 by バイブス≒機運

バイブス≒機運です。

自己紹介はこちらでやっているので、よろしければご覧ください。

バイブス≒機運 自己紹介記事

2018年リリースの楽曲からベスト20を、順不同で挙げております。書いている内容はさておき、
選んだ曲はどれも最高ので、年末年始のお供に聞いていただけると嬉しいです。
インターネットで聞けるものについては埋め込んでますので、そのまま聞けます。
(存在しないものはすみません。)


1.Kris Wu,Rich Brian,Joji,Trippie Redd and Baauer - 18
前半のハードな雰囲気もさることながら、後半のJojiパートからのエモさが頭から離れない。
聞くたびに新たな発見があり、いつ聞いても新鮮な楽曲です。


2.Batsu - Loop & Loop feat.Native Rapper
軽快な2stepビートとオートチューンのヴォーカルが生み出すかっこよさとポップであることの
絶妙なバランスは、作り手のキャラクターが曲に宿っているように感じます。
インターネットシーンもクラブミュージックもよく知らない人にこそ届いてほしい。


3.Krystal Klear - Dedication (Sound Factory Mix)
同じEPに収録された「Just A Little(Sunday Service Mix)」、「Neutron Dance」や「Shock Zoid」等多くのリリースがベスト級で、Ujork氏がTwitterで言っていましたが、
今年はKrystal Klearの一年と言っても大げさではなかったと思います。
その中でこれは「ハウスは好きだけど、レイヴへの憧れもある」という
自分の今年の気分に一番ドンピシャだった。


4.JUNNY - Handle You
韓国のプロデューサーによる、とびきりメロウであり10年代のトラップ以降の雰囲気もあるR&B。
Tobias DrayやAustnなど、この辺のシーンは追っていて本当に飽きなかったし、
いつも期待のちょっと上にいる感じがしました。


5.Jun Kamoda - Nightmare Club
ロウハウスでもありながら、全体はファンキーで、後半にはラップも入ってくる。
これまでの氏のリリースの中に存在したすべての要素が集結していて圧巻。


6.Peggy Gou - It Makes You Forget(Itgehane)
ヴォーカルの素朴な感じと、ラテンのような、でも東洋っぽいような音色とアシッド感あるハウスの組み合わせが絶妙な塩梅で、これが1年でアンセムになったのは納得。
先日リリースされたリミックス集もよかったです。


7.Drake - Nice For What
最初聞いたときに、あーーそれサンプリングすんの、絶妙すぎるわと衝撃で全部持ってかれた。
アルバムの内容も怪物そのもので当面は文句なしのUSの王者であり続けそう。


8.Kornél Kovacs - House Is OK
曲名で優勝。ずっと「House Is OK」って言い続ける曲を作ろうと思ってこのクオリティで実現してしまわれたらこれ以上のハウスなんてあるのか。


9.DJ Koze - Pick Up(Original Mix)
ディスコからのサンプリングによるループにやたら中毒性があるために永遠に聞いていられそう。
こんなループがあるのだから、これからもループの絶対的な力を信じ続けると思います。


10.Rollyboi - Lotion (feat. 김승민)
韓国のラッパーRollyboi(現:Austn)のアルバム『ITSBEENALONG』収録。
全部よかったので、アルバムごと挙げたいくらいなのですが、名義変更の影響もあり、
ネット上からほとんどなくなったので、その中からLotionを選びました。
EPのフィーチャリング勢も含めてこのシーンは来年以降も目が離せないと思います。


11.Puffy Penguin - Chopped
Jersey Club界隈では断トツだったFofofadi系列の新生Puffy Penguinの中から一曲選ぶとしたらこれ。
T-Pain - Chopped N Skrewedから始まったと思いきや、突然Ghost Town DJs - My Booになり、
もっかいT-Pain - Chopped N Skrewedに戻るという、無理やりに思える展開ながらも、
さらりと聞けて絶対テンション2億倍になってしまうので合法薬物。


12.MIYACHI - Wakarimasen
さんざ「英語わかりません」言いながら、急に流暢な英語でかますのが何度聞いても痛快。
「しゃべり方がキャビア」とかそれまで誰も言ってなかったのにこれ聞くと無茶苦茶使いたくなる。


13.SKOLOR & Rooftop - TMDC [feat. TYOSiN, Coogie, YUNGYU]
Soundcloudで今年一番聞いた曲。2018年の自分たち世代がなんとなく感じていた気分に対して、
「国も世間も関係ないし、うるせー外野も無視して友達と好きなことして、楽しくやってくよ」
という、まさしくそれ!!と思える内容を、最高にクールな形で表現した今年のベストトラック。
4Gも、D-HACKの客演曲も好きだったので、来年はYUNGYUさんのライブを見に行きます。


14.SHAUN - 생각나 (feat. 오반 & SUMIN)
韓国のトラックメイカーSHAUNによるGarageの軽快なサマーチューン。
それにしても、4つ打ちの途中にトラップが入ってくるとなぜこんなに幸せな気持ちになれるのか。
今年のK-Popの中では断トツの第1位。MVも良すぎる。


15.一ノ瀬志希 & 宮本フレデリカ - クレイジークレイジー(M@STER VERSION)
最高裁判所。日本にWave Racerはいないが、Taku Inoueがいる。

16.VaVa - 現実 Feelin' on my mind
Brasstracksっぽいサウンドの壮大さと、自分の好きなゲームの世界を絡めた内省的な側面を含んだ
ラップが組み合わさって、懐かしさや寂寥感みたいな、最近のラップシーンの主流とは違う、
独特の切り口で感情を刺激されてよかったです。
ライブで見たときにお客さんがみんなこれ唄えて、大合唱になってたの結構鳥肌立った。


17.DJ Pigeon - Emotion (Pepin Remix) [DJ FFFTP rwrk] [RGL dirty mix]
ここ1,2年のローファイハウス文化の一つの到達点というか、完成版ともいえるEPからの一曲。
EPを通じて、ローファイなだけでなく、ファンキーであり、美しさと繊細さを感じます。
DJもすばらしく、Sylvieでのvinylセットはマジで贅沢で最高で今年のハイライトの一つ。


18.中村佳穂 - きっとね!
J-POPとビートミュージックがこんなにかっこよく混じり合ってる作品があるなんて。
歌の表現と緻密なサウンドの融合が圧倒的で、繰り返し聞いてはその世界に浸ってしまう。


19.bomi & 入江陽 - ナニカ(feat.長谷川白紙)
サビまでは不規則でどこかずれているような感じで進んでいくのに対して、
サビに入ってすべてが一気に交わって、ボーカルも含めてサウンドが一つになるという
対比の大きさからこみ上げるものが大きすぎて、初めて聞いた時はとにかく泣きそうでした。
オーケストラとかで盛大にやったのを聞いて大泣きしたいです。


20.Sophie - Immaterial
Sophieのいいところはたくさんあると思いますが、僕はこのポップさを一番愛したいです。
ポップなだけではないし、露悪的でもないアルバムは、彼女のステージの変化を示したと思います。



最終的に結構メジャーなリリースが多くなったのは、近年のSoundcloud中心のdigが
なかなか捗らなかったという個人的な事情が大きく、ちょっと反省しています。
あまりジャンルにこだわらずいろいろと聞いているせいか、候補となるいい曲が本当に多く、
特に具体的なジャンルを挙げると、ハウスと韓国の音楽が特に大きな割合を占めていました。

今年は一年通してハウスをよく聞いていましたが、その中で欧米の
中心アーティストがよく来ていたり、NC4kやN.O.Sなどの国産レーベルも
素晴らしいリリースが多くあるなど、シーンの盛り上がりを実感しながら過ごせたのは
貴重で幸運だったなと思っています。
去年K-Popを知ってよく見るようになった韓国のシーンについては、
上記以外にもGiriboyやpH-1,HAONなどラッパーのリリースが全体的に良かったので
そっちにも注目するようになっていて、来年以降もまだまだ新しいものが現れそうで
楽しみだなと思っています。
まだまだいろいろと思うところ、おもしろかったジャンルはあるのですが、
これを書くために振り返りをやってみると、2018年もいい曲に多くで会えたので
そういう意味ではいい年だったなと感じました。


打ち合わせなしでやってるのにキスミナ君と何曲かかぶっていたのは、
ちょっと恥ずかしかったですが、そういう理由で選んだもの変えるのも違うような気がして
そのままにしておきました。

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